前回は、﹁いざなぎ超え、実感が湧かないのはなぜ?﹂をお届けしましたが、サラリーマンの給与という面から、実感が湧かない検証をしてみましょう。 <INDEX> 2005年、サラリーマンの平均年収は約437万円、前年比0.5%の減少!︵1P目︶ ﹁いざなぎ超え﹂の実感が湧かないのも納得?!︵1P目︶ 業種によって景気の実感はこんなにも差が!︵2P目︶ 2005年、サラリーマンの平均年収は約437万円、前年比0.5%の減少! 国税庁では、毎年﹁民間給与実態調査﹂を行っていますが、民間企業に勤めるサラリーマンが2005年の1年間に得た平均給与が、その前の年より2万円減少し、8年連続でダウンしていることが発表されています。 その額は、男女平均で436万8,000円。しかも、年間を通して勤務した人数は0.9%増加したにもかかわらず、全体の給与総額は0.4%の増加で、企業は賃金を抑えながら雇用を増やしてい