今回日本で観測された津波について、津波のメカニズムに詳しい東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授は「一度、潮位がおさまっても再び上昇するおそれがある。今後の噴火活動を注視するとともに、潮位変化には引き続き注意が必要だ」と指摘しています。 今村教授は、今回の津波の特徴について、大規模な噴火による圧力の変化が大きな影響を与えたとみていて、日本では気圧の急激な変化の後、大きな潮位の変化が現れたとしています。 気圧の変化をもたらしたのは、噴火に伴う空気の振動=『空振』と考えられ『空振』が伝わっていったん下に押された海面が元に戻る形で盛り上がり、大きな潮位の変化を引き起こした可能性があると指摘しています。 そのうえで「大気中の空振によって潮位の変化が引き起こされたため、通常の遠地の海中で起きる津波よりも到達が速かったことに加えて、噴火地点から離れるにつれて複数の波が重なることで、日本でも潮位が高く
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