【2006年12月6日 国立天文台 アストロ・トピックス(260)】 毎年12月13日、14日ごろを中心にして前後数日間、「ふたご座流星群」が活発に活動します。今年は、夜中前までは月明かりの心配がいりませんので、良い条件で観察することができます。 流星群とは、彗星から放出された直径1ミリメートルから数センチメートル程度の麈(ちり)粒の集団が、地球に飛び込んで起こる現象です。この塵粒の集団は彗星の軌道上に密集していますので、塵粒の軌道と地球軌道が交差しているところで、流星群が発生します。地球が彗星の起動と交差する日時は、ほぼ毎年決まっていますので、特定の時期に流星群が出現するわけです。流星群に属する流星は、「放射点」と呼ばれる一点を中心に放射状に出現します。ふたご座流星群は放射点がふたご座にあるために、その名前がつけられています。 今年のふたご座流星群は、世界的に見ると、おおよそ14日の15
NHKの番組で「お父さんが臭い理由」を聞いて、すごく納得してしまった。 [連載] フェロモンの謎を解く 2) MHCとVNO -- 鈴木 隆 -- 季刊 環境情報誌 ネイチャーインタフェイス MHCは主要組織適合抗原複合体の略称で、免疫細胞が自己と非自己を識別する際に使う。MHCが適合していないと、臓器移植の際に激しい拒絶反応が起きるという。このMHCのタンパク質をコードする遺伝子、すなわちMHC遺伝子が個体それぞれ特有の匂いにも関与することがわかってきた。 MHCというものにより、遺伝子の違いが匂いで判るらしい。ただし、ヒトの場合、この匂いを嗅ぎ分けられるのは女性だけとのこと。 そこで実験。 たとえば、数人の男子学生が二日間着用して体臭の付着したTシャツを女子学生に嗅がせ、どれが好ましい匂いかを答えさせたところ、女子学生らは自分と同じHLA型を持つ男子学生のTシャツより、自分と異なるHL
月探査機スマート1、自分の墓場を下見−ミッションの結末とその先 【2006年9月2日 ESA SMART-1 News(1)、(2)】 スマート1(SMART-1)はESAが開発した初の月探査機である。そのスマート1が9月3日、3年近くに及ぶミッションを終えて月面に衝突する。この様子は数多くの地上望遠鏡で観測される予定だが、それに先立ちスマート1が自らの衝突予定地点を撮影した。 「優秀の湖」に眠る スマート1はおよそ1年半にわたって月の画像を撮影し続けてきた。その目的は、月面における化学物質の存在を調査することだ。とりわけ、水の氷を探すことが最重要課題とされていた。また、地球に微惑星が衝突したことで月が形成されたとする「ジャイアント・インパクト説」の証拠を探すことも目的の1つだった。今後膨大なデータの解析から成果が生まれることが期待されるが、ひとまずミッションは終わりを迎える。スマート1の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く