千葉県柏市と流山市を通る﹁つくばエクスプレス︵TX︶﹂が24日、2005年の開業から10年を迎える。 両市では住宅や商業施設の開発が進み、計約4万7000人の人口増を生むなど、飛躍的な発展に大きな役割を果たした。一方で、一部沿線地区では計画通りに開発が進まず、地区間の格差も見えつつある。 ◇特措法基づく建設 TXの県内駅は、両市で5か所。JR常磐線などの駅まで遠いエリアだったが、東京・秋葉原まで最も遠い柏たなか駅からでも40分かからずに着けるようになった。5駅の1日平均乗客数は、開業初年度の約3万5000人から14年度は約8万5000人に増加した。 沿線区画整理を同時に行うことを定めた特別措置法に基づく鉄道建設だったこともあり、5駅周辺では分譲住宅やマンション、商業施設の開発が行われた。 流山市の人口は、05年の約15万2000人から今年4月は約17万3000人に増加。14年の年始と年末を