羽や胴が鮮やかな蛍光色をしたサイケデリック模様の珍しいアブラゼミが、千葉県内の雑木林で見つかった。その模様から少なくとも50年以上生きているとみられ、これまで短命だと考えられてきたセミの生態に見直しを迫る発見になりそうだ。 セミは今年7月、雑木林の中をふらふらと飛んでいるところを地元の小学生が捕まえた。これまで見たことがない珍しい模様だったことから、セミの生態を研究する千葉電波大学の鹿田教授に持ち込んだところ、アブラゼミの変種と判明。論文は同大の学術誌「SEMI」準最終号に掲載された。 アブラゼミは敵から身を守るため、羽化直後、体表を時代に溶け込ませる性質がある。1990年代後半には体表を真っ黒に染めたガングロゼミやヤマンバゼミが目撃されていたがいずれも絶滅。蛍光色を多用したサイケデリックカラーは1960年代に「ヒッピー」と呼ばれる若者の間で流行した。今回見つかったセミは、60年代に羽化し
夏本番を迎え、夜空を鮮やかに彩る花火大会が全国各地で開かれようとしている。世界の花火愛好家で作る団体「世界花火連盟(WFF)」は14日、世界最大の花火が見られる時期について、約50億年後になるとの見通しを発表した。 WFFは今年6月の年次総会で、世界で最も大きい花火について専門家を交えた議論を行った結果、「地球を超える大きさの花火は作れない」という見解で一致。「世界最大の花火は地球の爆発である」とする結論をまとめ、報告書を公開した。 地球が爆発する時期について、報告書は「膨張を続ける太陽の外縁部が地球に到達するのは約50億年後」と予測。「太陽に熱せられて干からびた地球が飲み込まれる直前、内部核が不安定になり大爆発を起こす」とみる。 地球の内部は地殻・マントル・核に区別され、マグネシウムやニッケル合金など多くの金属元素を含む。「『地球の総決算』とも言うべき惑星独自の炎色反応が宇宙の闇を色鮮や
夜中に大きな音や声を出してしまい、隣の部屋の住人から「ドン!」と壁を叩いて注意された――。マンション住まいなら少なからず経験する隣人との騒音トラブル。この問題を根本から解消する画期的な試みに取り組むマンションがある。 大阪府伊手前市の5階建てマンション「メゾン・ド・ピサ」は昨年9月、老朽化と地盤沈下で傾いた建物を水平に戻す工事を行った。今年に入ってからは35戸全てのリノベーションにも着手。その際、隣室との間にある壁に150センチ四方のマジックミラーと呼ばれる特殊な鏡を2枚取り付けた。 マジックミラーは、内側からはガラスのように外が透けて見えるが、外側からは普通の鏡のように反射する。隣室と共有する壁に裏表を変えた鏡を1枚ずつ設置することで、住人が相手の目を意識せずお互いの室内を観察し合える仕組みだ。 「騒音トラブルが『壁ドン』から口論、訴訟へとエスカレートする原因は隣人に対する不信感。マジッ
千葉電波大学工学部が開発した量子コンピューターを使って、数学の難問を解かせたところ、全て「8」としか解答しないことがわかった。原因は現在調査中だが、量子コンピューターの原理に関わる可能性もあり、開発の進展に悪影響を及ぼすおそれがある。 量子コンピューターは、理論的には現在主流のスーパーコンピューター(スパコン)より高速に計算ができるコンピューター。世界各国で開発競争が加速しており、2019年、米グーグルが「スパコンで1万年かかる計算を200秒で終わらせた」と発表して、注目を集めた。 千葉電波大学工学部がダークウェブで買ったIBMのマニュアルを元に開発した量子コンピューター「ディープ・ホワイトQ」は、スパコンが苦手とする素因数分解の問題に挑戦。2つの素数をかけて作った13万桁の整数から、元の数を求める計算を行わせた。 0.8秒後、ディープ・ホワイトQが画面に表示した2つの素数は、どちらも「8
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