スティーブ・ジョブズCEOに代わってフィル・シラー上級副社長が登壇したWWDC 2009の基調講演は、﹁OS X﹂プラットフォームの大躍進の話から始まった。 2007年はじめの時点で2500万人規模だったOS Xユーザーは、そこから急激に増え始め、今では7500万人の大台にのろうとしている。その理由は4000万台のプラットフォームになろうとしているiPhone/iPod touchの躍進にある。だが、アップルは同OSが誕生したMacのプラットフォームそのものも進化させてきた。 基調講演はまずMacの新ハードウェアの説明を中心に進められた。フィル・シラー氏は、プロユーザーに人気の15インチMacBook Proに、17インチモデルと同様のバッテリー技術、つまり交換不可の本体内蔵型バッテリーを採用することで、バッテリー駆動時間を最大7時間と従来よりも2時間延ばしたことを紹介した。このバッテリー
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