イエメン南部アデンで、漁に出るファレス・アブドルハキームさんの船の映像の一場面︵2021年6月5日撮影︶。(c)STRINGER, HANDOUT / AFPTV / FARIS ABDULHAKIM / AFP ︻6月18日 AFP︼内戦が続く中東イエメンの漁師、ファレス・アブドルハキーム︵Fares Abdulhakeem︶さんらは、その日も海に出て魚を取っていた。いつもと変わらぬ一日だった──クジラの腹からお宝を見つけるまでは。 ︻動画︼見つかった龍涎香の映像やアブドルハキームさんのインタビューも アブドルハキームさんら35人の漁師は2月、南部の都市アデン︵Aden︶の沖合約26キロの海上で漂流しているマッコウクジラの死骸を見つけた。 死骸を岸まで運び、腹を開くと、中から﹁浮かぶ金塊﹂と呼ばれる龍涎香︵りゅうぜんこう、アンバーグリス︶を発見した。龍涎香は、マッコウクジラの腸内に生成す