生活保護を受けているのに車を所有しているのを見つけた福岡市職員を脅したとして、東署は31日、同市東区香椎1、無職北嶋利弘容疑者︵73︶を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。 発表によると、北嶋容疑者は2月15日午後、同区千早5の路上などで、同区役所の職員︵24︶に﹁車のことを誰かに話したら、お前の家を突き止めて殺すぞ﹂﹁職場に手投げ弾を投げ込めば皆死ぬやろ﹂などと言って脅した疑い。職員は数日前に生活保護受給者の調査中に車を目撃していた。﹁職員に報告しないよう頼んだが、脅した覚えはない﹂と否認している。 市などによると、生活保護受給者は車の所有を原則認められていない。北嶋容疑者は、2001年から月約17万円を受給しているが、高級車を含む乗用車3台︵計約820万円相当︶を所有しているという。