米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手︵26︶が投打に渡る活躍で、全米から大注目を浴びている。 記者は大谷と面識はないが、1度だけ意図せず接近し、驚かされたことがある。2016年7月16日のこと。同15日にヤフオクドーム︵現ペイペイドーム︶での球宴第1戦の取材を終え、福岡空港発の航空便に搭乗。出発を待っていたところ、視界の右端に大きな影が。上部の収納棚に荷物をしまっていたのは日本ハム時代の大谷だった。 そして大谷は193センチ、95キロの体を折りたたむように私の右隣のエコノミー席に座った。足は長く、ひざが前の座席に当たっている。体も大きいので〝共有肘掛け〟部分にもスターの左腕は進出してきていた。 機体が動き始め、ほどなくして大谷は眠りについた。私も普段は移動時間は睡眠に充てるのだが、熟睡して右隣に寄っかかってしまっては申し訳ない。到着地まで起きていることにした。 そして約1時間半後、まもなく
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