観光と事故に関するgoldheadのブックマーク (5)
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閑散としたターミナル、シャッターが下りたテナント――。 東日本大震災の影響で、外国人観光客が大幅に減った北海道・新千歳空港。4月に運航が計画されていた国際線のうち、欠航便は約35%︵160便︶に上る見込みで、玄関口となる国際線ターミナルは今も人通りが少ない状態が続いている。 ﹁本当に誰もいないんです﹂。19日午後、出発口があるターミナル3階の玩具店の店長は、困り果てた表情でこぼした。この日の出発便は中国・大連とソウル便だけ。午後2時過ぎ、2便とも出発してしまうと、広いロビーはビルの職員や空港関係者が行き来する程度。玩具店の隣にある喫茶店と向かい側にある海産物店は早々と店じまいした。16日には香港から震災後初となるツアー客が到着、20日にも香港から団体客が訪れるなど、外国からのツアー客が戻る兆しも見える。だが、中国圏から連日多くの観光客が来ていた2月の春節やさっぽろ雪まつりの頃のにぎわいに
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東照宮に続く表参道。震災後に観光客が激減し、人影はまばらだ=栃木県日光市で2011年4月7日、浅見茂晴撮影 世界遺産﹁日光の社寺﹂や温泉など、国内屈指の観光地として知られる栃木県日光市。東日本大震災では大きな被害はなかったものの、直後からホテル・旅館のキャンセルが相次ぎ、街は“自粛ムード”に沈んでいる。隣接する福島県で起きた原発事故も追い打ちとなり、関係者の間からは﹁2次災害だ﹂との悲鳴が上がっている。︻浅見茂晴︼ ﹁全く人が動かない。こんなピンチは初めて。昭和天皇の大喪の礼︵89年︶の時にもなかった﹂。日光観光協会の新井俊一会長︵62︶は危機感をあらわにした。 日光東照宮によると、震災翌日の3月12日から同31日までの東照宮の入場者数は、前年同期比で実に95%減の計約5000人。過去に例がない落ち込みとなっており、13日から始まる予定だった日光二荒山︵ふたらさん︶神社の﹁弥生祭﹂に加え、
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東北、関東だけでなく全国の企業にまで打撃が広がる。業種を見ても、サービス業、製造業からマスコミ、金融機関と多岐にわたる。震災がいま、日本経済に想像以上の危機をもたらしている。 旅館・ホテルはガラ空き 日本百名山の一つである谷川岳には、ロッククライミング目当ての〝腕自慢〟やハイキングに興じる家族連れが集まる。そんな山を抱えるように広がる群馬県みなかみ町の﹁水上温泉﹂は、アウトドア客が疲れた身体を癒す一大観光地だ。 春休みシーズンはまさに書き入れ時。それなのに今春はぱったりと客が消えた。約30のホテル・旅館が加盟する水上温泉旅館協同組合の職員が理由を語る。 ﹁震災後に、キャンセルの電話が相次ぎました。特に19日~21日の3連休は例年であればすべての旅館が満室なのに、ほとんどキャンセル。結局85~90%が空室になりました。水上は計画停電エリアに入っていないため普段通りに営業しているのに、平日はほ
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万一の際に身を守ってくれるツェルト︵簡易テント︶。丸山さんは﹁数百グラムの重さで風雨から数人が避難できる﹂と携行を呼びかける=長野市 梅雨明けとともに本格的な夏山シーズンの幕が開ける。最近は﹁山ガール﹂という言葉が山岳雑誌の表紙を飾り、登山のときにはく﹁山スカート﹂が流行するなど、中高年に加えて若い女性の姿を見る機会が増えそうだ。雲上の美しい眺望が楽しめる山岳だが、一方で尊い命を落とす危険も。遭難しないための登山術を長野県山岳遭難防止対策協会の講師、丸山晴弘さん︵69︶に聞いた。︵太田浩信︶軽視しがちな肌着 多くの登山者が繰り出す夏山の季節になると、新聞やテレビをにぎわすのが山岳遭難のニュース。﹁遭難で典型的なのが入山前遭難です﹂と丸山さん。入山前遭難とは、登山コースの地形や自分の体力を軽視した無理な計画、天候の急変を考慮しない不十分な装備など、山に入る前の段階で既に遭難していることを指す
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