差別と災害に関するgood2ndのブックマーク (4)
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- 206 - 第2節 殺傷事件の発生 既に見てきたように、関東大震災時には、官憲、被災者や周辺住民による殺傷行為が多数発 生した。武器を持った多数者が非武装の少数者に暴行を加えたあげくに殺害するという虐殺と いう表現が妥当する例が多かった。殺傷の対象となったのは、朝鮮人が最も多かったが、中国 人、内地人も少なからず被害にあった。加害者の形態は官憲によるものから官憲が保護してい る被害者を官憲の抵抗を排除して民間人が殺害したものまで多様である。また、横浜を中心に 武器を携え、あるいは武力行使の威嚇を伴う略奪も行われた。 殺傷事件による犠牲者の正確な数は掴めないが、震災による死者数の1~数パーセントにあ たり、人的損失の原因として軽視できない。また、殺傷事件を中心とする混乱が救護活動を妨 げた、あるいは救護にあてることができたはずの資源を空費させた影響も大きかった。自然災 害がこれほどの規模
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ちょうど年度終りにあたっていた31日には、ぼく個人としても、耳を疑うひどい決定・判決が相次いだ。 雇い止め‥非常勤の再雇用を認めず 京大元職員の職業観に言及−−京都地裁 http://mainichi.jp/kansai/archive/news/2011/04/01/20110401ddn012040044000c.html 宮城県朝鮮学校へ補助金打ち切り http://skip.tbc-sendai.co.jp/01news_2/20110331_13396.htm こういうニュースが相次ぐのを目にすると、今回の大災害と原発事故の以前に存在していたこの日本社会が、いかにでたらめで矛盾に満ちたものだったかを、あらためて思い出すことになる。 それは、ひとくちに言って、人間の存在をないがしろにする社会であり、端的にいえば差別的な社会ということだ。 もちろん、世界には、他にもっと差別的な社会も
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→ひらがな・カタカナ →in English わたしたちは3月11日(金曜)の東日本大震災での被収容者の状況を調べるため、3月14日(月曜)、東京入管(品川)と東日本入管センター(茨城・牛久)に行きました。 東京入管では、朝から夕方まで、再入国許可の手続きにきたひとたちの長蛇の列が建物の外の歩道にまであふれていました。地震と原発事故の危険からのがれるために出国しようとする、在留資格のある外国人たちの列です。 いっぽうで、入管には難民認定の申請者やオーバーステイの人たちなど、在留資格のないひとたちが収容されています。被収容者たちとの面会をとおして、地震発生時に東京入管、東日本入管センターとも、被収容者の安全と人権を考えているとはとうてい思えない、きわめて問題のある対処をしていたことがわかりまし た。 茨城県の東日本入管センターでは、11日15時まえの地震のショックで3人の被収容者がたおれたそ
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