2015年の改革メンバーが都内で会見﹁喉元過ぎれば熱さを忘れる﹂という警句がある。あの頃の﹁熱さ﹂を思い出して緊張感を味わった、12月16日の記者会見だった。開催を要望したのは国際バスケットボール連盟︵FIBA︶で、質疑に応じたのは川淵三郎、インゴ・ヴァイス、スコット・ダーウィンの3氏。いずれも2015年1月に結成された﹁ジャパン2024タスクフォース﹂のメンバーだ。4年前の冬、日本バスケットボール協会︵JBA︶は国際資格停止処分を受けていた。男女、年代を問わないあらゆる代表チームが国際試合から排除され、オリンピックやワールドカップの予選出場も許されない窮地だった。日本側から川淵現JBAエグゼクティブアドバイザー、FIBA側からエグゼクティブコミッティーのメンバーであるヴァイス氏が﹁コー・チェアマン︵共同議長︶﹂に選出され、日本バスケの抜本的な改革に尽力した。 2015年のチャレンジは成