名古屋市東区の愛知県美術館で開催中の写真展で、展示中の作品が﹁わいせつ物の陳列にあたる﹂と愛知県警から指摘され、作品の一部を覆い隠すなどの対応を迫られたとして波紋が広がりました。ネット上では﹁表現活動への不当介入だ﹂と警察への抗議や指示の撤回を求める署名活動も展開されています。﹁芸術とわいせつ性﹂をめぐっては何度も事件や議論が繰り返されていますが、今回の問題の本質は何なのでしょう。 ■匿名の通報で動いた警察 問題になったのは8月1日から始まった企画展﹁これからの写真﹂に出品された写真家、鷹野隆大さんの作品。鷹野さんは男性ヌードを中心とした作品で知られ、今回も代表作を含めた50点ほどを展示、そのうち12点に男性の陰部が写っていました。 このため美術館側は当初から来館者に対し、﹁一部の作品が不快な印象を与える可能性もある﹂などとする掲示を出し、他の展示室とカーテンで仕切るなどの配慮をしていまし
![愛知県美術館「わいせつ写真に布」の波紋(THE PAGE) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/be895888f18ae647d6ba2bbde24463389b45ea57/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Famd-img%2F20140822-00000011-wordleaf-000-22-view.jpg%3Fexp%3D10800)