id:greg_yamada︵グレッグ山田︶さんの以下の記事を読んだ。 グレッグ山田さんの記事は、読ませる文章で、しかも考えるきっかけを与えてくれることが多いので、楽しみにしている。 今回の指摘は要するに、次のようなことだと思う。 すなわち、セクハラの告発に対して真摯に自らの加害を認めたとしても、フェミニストはむしろその者を糾弾する。したがって加害の告白は、﹁告発→是正﹂ではなく﹁告発→殲滅﹂の流れを生むことになる。そうすると、﹁殲滅﹂される側の人間は、﹁セクハラの隠蔽﹂や﹁ホモソーシャルの構築﹂といった︵望ましくない︶方向に向かわざるを得ない、と。 グレッグ山田さんのいうように、セクハラを告白した者に対して、フェミニストの少なくない一部は、これを評価するよりはむしろ糾弾するだろう。そしてそれは、必ずしも間違ったことだとは思わない。﹁当事者としての怒りを伴った思想﹂であることこそが、フェミ