フランス・ボルヴィックにある、ミネラルウオーター﹁ボルヴィック﹂の工場で働く従業員︵2021年5月5日撮影︶。(c)Thierry ZOCCOLAN / AFP ︻5月26日 AFP︼フランス中部ボルヴィック︵Volvic︶を囲む緑豊かな火山性丘陵は長らく、世界的に有名なミネラルウオーターの水源地となってきた。しかし、地元住民や地質学者は、過剰な採水により、地域一帯が危険にさらされていると警鐘を鳴らしている。 ﹁かつては水が膝の高さまであり、水車2基を回していた﹂。ボルヴィック近郊の村の生家前の流れを指さしながら、ピエール・グロドクール︵Pierre Grodecoeur︶さん︵69︶はこう話す。水車はなくなり、最近では川が干上がっていることも多いという。 オーベルニュ︵Auvergne︶地域圏に位置するグロドクールさんの村のすぐ近くには、仏食品・飲料大手ダノン︵Danone︶が所有するミ
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