<米テスラが火をつけたEV︵電気自動車︶シフトが欧米で進む一方、トヨタはハイブリッド車︵HV︶、プラグインハイブリッド車︵PHV︶、燃料電池車︵FCV︶にEVを加えた全方位戦略で受けて立とうとしている。果たしてトヨタに勝機があるのか。﹃TechnoKING イーロン・マスク 奇跡を呼び込む光速経営﹄の著者、竹内一正氏がトヨタとテスラの戦略を比較し、トヨタの燃料電池車﹁MIRAI﹂のこれからを予想する> 燃料電池車MIRAIは失敗だった 2015年の北米モーターショーで、テスラのCEOイーロン・マスクはトヨタの燃料電池車(FCV)のフューエル・セルをもじって、﹁馬鹿げた︵フール︶・セルだ﹂と酷評した。 それから6年たった今、果たしてトヨタのFCVは﹁馬鹿げたセル﹂なのか? 残念ながら、2020年のトヨタFCVの世界販売台数はたったの2000台に過ぎない。 なるほどCO2は出さないが、約700
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