多様な分野で活用が広がるドローン︵小型無人機︶がハチの駆除に導入されている。駆除作業では強力な毒針を持つスズメバチに刺され、年10~20人程度の死者が出ている。巣を取り除くには手作業が不可欠だが、ドローンを使うことで安全性は飛躍的に高まるという。 山深い兵庫県北部の養父市草出で11月上旬、2階建て倉庫の軒部分に直径約35センチのスズメバチの巣がぶら下がっていた。﹁ブーン﹂とプロペラ音を響かせるドローン︵幅約80センチ︶を数メートル離れた地上からリモコン操作し、慎重に巣に近づけていく。バキューム機能があり、ラッパのように先端の広がった筒が飛び交うハチや巣を吸引した。仕上げの手作業を含めて約2時間で、女王蜂とみられる個体を含む100匹以上を退治して巣を取り除いた。 ハチ駆除にドローンを活用するのは清掃用品のレンタル販売やミスタードーナツの運営を手がけるダスキン︵大阪府吹田市︶。県と公益財団法人
![スズメバチ駆除に救世主? ドローン活用、バキュームで吸引 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8c7fd3c1069a5e4fbfb0f39c704f0f2107005a27/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2021%2F12%2F17%2F20211217k0000m040356000p%2F0c10.jpg%3F1)