炎症性腸疾患の患者は、腸内にカンジダ・アルビカンスという真菌︵画像︶が多い傾向があることがわかっている。科学者らは近年、腸のマイクロバイオーム︵微生物叢︶の真菌が健康に及ぼす影響について、詳しい調査を始めている。︵COLORIZED SCANNING ELECTRON MICROSCOPE IMAGE BY MARTIN OEGGERLI / UNIVERSITY HOSPITAL BASEL, SWISS NANOSCIENCE INSTITUTE, BASEL︶ マイクロバイオームは近年、過敏性腸症候群から神経障害に至るまで、さまざまな病気との関連を示す数多くの研究によって、大きな注目を集めている。マイクロバイオームは微生物叢︵そう︶ともいい、皮膚、腸、呼吸器、泌尿生殖路などに共生する微生物のまとまりのことだ。 腸内のマイクロバイオームをつくる多様な微生物の中でも、とりわけ高い関心が寄
![腸内“真菌”と病との関係が明らかに、肥満や治療とも、進む研究](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6437e323a1fa240baf14a635f83332e2d67797e8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnatgeo.nikkeibp.co.jp%2Fatcl%2Fnews%2F23%2F120700619%2Fph_thumb.jpeg)