報道と精神に関するh5dhn9kのブックマーク (3)
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︵2019年7月20日︶7月18日に京都アニメーションで起きた放火事件について、亡くなられた方々に対し深く哀悼の意を表し、また被害にあわれた方の一日も早い回復を願っております。 この事件で身柄を確保された男性について、一部報道では、﹁男は精神的な疾患がある﹂または﹁精神障害がある﹂と報じられています。 私たちは、事件の背景・動機などの詳細が不明な段階で、あたかも精神疾患とこの犯罪を結び付ける可能性のある報道が今後も続くことがあるのではと、大きな危惧を抱いております。 ﹁精神疾患がある﹂﹁精神障害がある﹂といった部分記述によって、︵以下、病歴報道︶には﹁精神疾患﹂が事件の原因であり、動機であるとの印象を与えてしまいます。その結果、﹁精神病を持つ人︵精神障害者︶は、みな危険﹂という画一的なイメージ︵=偏見︶を助長してしまうことに、つながることは、過去の例から見て明らかです。 またこの事件に関
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元カリフォルニア大学主任研究員で作家の森田ゆりさんは、暴力や虐待を人権の視点から40年以上研究している。虐待の加害者・被害者の回復プログラムをいくつも開発・実践し、性暴力、DV、多様性、非暴力などをテーマにした多くの著書で様々な賞を受賞。最新刊﹃体罰と戦争‥人類のふたつの不名誉な伝統﹄︵かもがわ出版︶は、暴力とは何かを問い続けてきた森田さんの人間といのちの尊厳を守る渾身の書だ。 森田さんが、2001年6月8日に起きた池田小学校事件の公判を丁寧に傍聴記録し、ジェンダーと暴力の視点から﹁宅間守の大量殺人﹂を論じた章を﹃体罰と戦争﹄より部分抜粋して掲載する。 当初報じられた﹁精神障害者﹂という誤解 2001年6月8日午前10時頃、1人の男が包丁2本を持って大阪教育大学附属池田小学校に侵入し、小学1〜2年生を次々と襲い、8人の子どもを刺し殺し、その他の子どもと職員15人に重軽症を負わせました。この
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先月、神奈川県川崎市で小学生ら20人が刃物で襲われ2人が死亡した事件、そして1日に東京都練馬区で元農林水産事務次官が長男を視察した事件。いずれの事件でも、メディアの報じ方に疑問の声が上がっている。 報道番組では、事故現場でリポーターがストップウォッチを用いて"10数秒"という容疑者の犯行スピードの速さを表現。あるいはコメンテーターやキャスターが﹁1人で死んでくれ﹂という趣旨の発言も飛び出した。また、容疑者の家宅捜索を伝える報道では﹁部屋からテレビやゲーム機﹂という見出しで伝えたことが非難を浴びた。
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