宮崎駿と文春に関するh5dhn9kのブックマーク (2)
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“この映画は、飛行艇時代の地中海を舞台に、誇りと女と金をかけて空中海賊と戦い、紅の豚とよばれた一匹の豚の物語である。” 日本語を含めた10ヶ国語分のあらすじがタイプライターの打刻音とともに、宮崎駿監督がデザインした日本テレビのシンボル﹁なんだろう﹂10匹︵?︶から現れる。アラビア語だけ右からだったり、下2行のフランス語とドイツ語だけほんのちょっと長かったりと、どこか冗談まじりでユーモラスな雰囲気が漂うこのシーンから﹁どうやらこの映画は気楽に見ていいようだ﹂という“お気楽さ”が見るものの肩肘を和らげる。 ﹃紅の豚﹄︵1992︶はまさしく宮崎駿監督が冗談半分で企画した作品であった。最初は。 本当は国際線の機内上映向け映画だった﹃紅の豚﹄ ﹃紅の豚﹄は宮崎作品の中でも、もっとも監督の個人的な映画として知られる。 当時“ド中年”だった監督自身が豚で中年の主人公ポルコ・ロッソに投影されていることは、
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7月14日、宮﨑駿監督の最新作﹃君たちはどう生きるか﹄が公開された。宮﨑氏が引退宣言をした前作﹃風立ちぬ﹄以来、10年ぶりの長編で、公開17日間で興行収入は46億円を突破。事前に公開された作品情報は﹁ポスター1枚﹂のみという、異例のマーケティングが注目を集めた格好だ。 月刊﹁文藝春秋﹂は、﹃君たちはどう生きるか﹄で作画監督を務めた本田雄氏︵55︶に制作の舞台裏を独占インタビュー。およそ2時間に渡り、本田氏が語りつくした﹁宮﨑駿監督との真剣勝負﹂が8月10日︵木︶発売の2023年9月号、および﹁文藝春秋 電子版﹂︵8月9日公開︶に掲載される。 ﹃僕にとっては最後の作品になるかも知れない﹄と言われると断れない 本田氏は、庵野秀明監督の﹁エヴァンゲリオン﹂シリーズを担当してきた名うてのアニメーターだ。今回、庵野氏率いるアニメ制作会社カラーからスタジオジブリへの“移籍”については、まず最初に、宮﨑
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