実親が育てられない子どもを匿名で預かる﹁こうのとりのゆりかご﹂︵赤ちゃんポスト︶を関西で設立しようとしている市民団体が9日、神戸市内の助産院に設置する計画を発表した。実現すれば、熊本市の病院に続き全国で2例目。これに対し神戸市は、助産院には医師がいないため、﹁医師でなければ医業をしてはいけない﹂とする医師法に抵触する可能性を指摘。慎重に進めるよう求めている。 団体は関西の医師らでつくる﹁こうのとりのゆりかごin関西﹂。計画によると、赤ちゃんポストは神戸市北区の﹁マナ助産院﹂︵永原郁子院長︶の敷地内につくる予定。窓口の内側に保育器を設置し、赤ちゃんが置かれるとブザーが鳴って看護師らがすぐに駆けつける仕組み。今年中の開設を目指しているという。 ﹁in関西﹂理事長の人見滋樹・京都大名誉教授︵80︶は﹁新生児の蘇生技術も身につけたベテラン助産師が対応にあたる。嘱託医と契約できれば、問題ない﹂と話し
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