世界保健機関︵WHO︶が2019年に認定した国際疾病﹁ゲーム症/ゲーム障害︵Gaming Disorder︶﹂について、成り立ちに疑問の声があがっている。海外専門家が同疾病についてWHOに問い合わせたところ、不透明な対応を受けたと証言。さらには同疾病に関するWHOのQ&Aページが一時閲覧不能となったのだ。海外メディアNMEがこの出来事を報じ、海外専門家を中心に波紋が広がっている。 ﹁ゲーム障害﹂は、WHOが2019年に採択した﹁国際疾病分類第11版﹂︵ICD-11︶にて認定した国際疾病。同障害について、ICD-11での定義を簡単にまとめると﹁プレイ時間や頻度および熱中度などを制御できない﹂﹁日常生活よりもゲームを優先してしまう﹂﹁社会活動などにマイナスな影響が発生してもゲームプレイを継続、もしくは拡大してしまう﹂などの特徴が挙げられている。平たくいえば、いわゆる“重度のゲーム中毒”を、アル