2020年3月、東京で開かれた東京五輪・パラリンピック組織委の理事会に出席した高橋治之容疑者=東京都新宿区︵共同︶ 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、広告大手﹁電通﹂幹部が東京地検特捜部に、大会組織委員会元理事の高橋治之︵はるゆき︶容疑者︵78︶=受託収賄容疑で再逮捕=から広告会社﹁ADKホールディングス﹂︵旧アサツーディ・ケイ、東京︶の五輪参画に絡み、日本オリンピック委員会︵JOC︶前会長の竹田恒和氏︵74︶へ﹁﹃ADKから支払われる資金を回す﹄と言われた﹂と説明していることが20日、関係者への取材で分かった。 ADKは高橋容疑者の知人のコンサルティング会社に計約2千万円を送金、特捜部はこれを高橋容疑者への賄賂と認定した。特捜部は電通幹部の供述と同内容のメモを電通側から押収。高橋容疑者が発言したとされる内容と、実際の資金の流れの関連を、慎重に調べているもようだ。 ADKは、駐車場