Published 2023/06/01 11:05 (JST) Updated 2023/06/01 11:23 (JST) 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之被告(79)=受託収賄罪で起訴=に計約6900万円を提供したとして、贈賄罪に問われた出版大手KADOKAWAの元専務芳原世幸被告(65)は1日、東京地裁(中尾佳久裁判長)の初公判で起訴内容を認めた。 芳原被告は、KADOKAWAの前会長角川歴彦被告(79)と元五輪担当室長馬庭教二被告(63)=公判中=の3人で共謀したとして起訴された。角川被告は起訴内容を否認し、7カ月余りの勾留を経て今年4月に保釈された。馬庭被告は起訴内容を認め、検察側は懲役2年を求刑。判決は6月15日に言い渡される。
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司直の手に落ちた「五輪招致のキーマン」と「長銀を潰した男」——。文藝春秋10月号より、ジャーナリスト・西﨑伸彦氏による「高橋治之・治則『バブル兄弟』の虚栄」の一部を掲載します。 ◆◆◆ 「中心になってやって欲しい」 東京都が2016年五輪の招致に敗れ、再び次の2020年五輪招致に向けて正式に立候補を表明した約1年3カ月後。12年12月に、それまで下野していた自民党が再び政権に返り咲き、第2次安倍晋三内閣がスタートした。
東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件で、出版大手「KADOKAWA」側が大会組織委員会の元理事側と契約を結ぶ前の検討過程で、不適切な資金提供にあたるという指摘が出ていたとみられることがわかりました。 組織委員会元理事・高橋治之容疑者(78)と知人の深見和政容疑者(73)は、「KADOKAWA」側から東京オリンピックのスポンサーに選定してもらいたいという依頼をうけ、およそ7600万円の賄賂を受けた受託収賄の疑いで特捜部に逮捕されています。特捜部は賄賂を贈った疑いでKADOKAWAの元専務・芳原世幸容疑者(64)ら2人も逮捕しています。 その後の関係者への取材で、「KADOKAWA」側が高橋容疑者側と資金提供を伴う契約を結ぶにあたり、法的な検討をしたところ、不適切な資金提供にあたるとの指摘が出て、当初の契約案を変更したとみられることがわかりました。特捜部はKADOKAWAの2人に違
【読売新聞】 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会理事だった高橋治之容疑者(78)が、出版大手「KADOKAWA」(東京)が大会スポンサーに選定されるよう組織委側に働きかけた疑いがあることが関係者の話でわかった。
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