技術進化のスピードは速まる一方で、成果主義のもと、企業はドライな評価をエンジニアに下しはじめた。時代の波に翻弄されながら、20代、30代のエンジニアたちは、将来キャリアについてどんな展望をもっているのかを探る。 かつていわれた﹁エンジニア35歳限界説﹂。技術サイクルが、年々短くなっていることにより、エンジニアとしての限界を感じる一般的な年齢も、さらに早まっているのではないか。だが、Tech総研が25~34歳のエンジニア850人に実施したアンケートによれば、その年齢限界を﹁50歳以上﹂という回答が44%と半数近くを占めた。また、何歳までエンジニアを続けたいかという問いに関しても、﹁50歳以上﹂という回答が46%と、これも半数近くを占めている。多くのエンジニアがそれだけ自分の仕事に愛着とやりがいを感じていることを伺わせる数字である。 では、そこまでエンジニアを続けるために、悩んでいることは何か