迷走する学術会議の問題 日本学術会議問題で、私は先週のコラムで﹁野党にブーメラン﹂と書いたが、まさに、そんな展開になってきた。野党は追及のロジックを見い出せず、菅義偉政権の意思決定プロセスくらいしか、問題にできないのだ。なぜ、こうなってしまったのか。 立憲民主党の蓮舫代表代行は10月14日の会見で﹁誰のための任命拒否を、誰がどの権限で行ったのか、がまったく分からない。その部分はまさに、密室政治そのものではないか、と思っている﹂などと語った︵https://cdp-japan.jp/news/20201014_0077︶。 自民党は学術会議の在り方を検討するプロジェクトチームを立ち上げ、初会合を開いた。これについて、蓮舫氏は﹁自民党も政府も、躍起になって論点ずらしをしているとしか思えない。まったく間違っている﹂と強調した。 そのうえで﹁日本学術会議の組織そのものに、百歩譲って課題があるとして
![学術会議問題、ここにきて批判する野党のお粗末っぷりが明らかに…!(長谷川 幸洋) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0f663b3fc58b8b6c49ad4d947769b3be52f04340/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2Fb%2F1200m%2Fimg_9ba026eb35e10cb9e9b05a643a6ef8a840823.jpg)