SFに関するhibiki0358のブックマーク (8)
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SFはアメリカも日本も、もともとばかばかしい空想を、裸の美女とモンスターとアクションでつないだだけの低俗な小説と言われてきたんです。でも、50年代にアメリカでプロパーSFが勃興し、一気に科学エンターテイメントの位置を確立しました。日本の戦後SFはこの50年代作品を目標にしてきたわけです。→— 高千穂遙 (@takachihoharuka) May 8, 2024 それを実現させ、SFというジャンルを日本においても根付かせたのが、小松左京さんたち戦後第一世代作家で、初期のSFファンも、そこに重きを置いていました。それに納得していなかったのが、野田昌宏さんですね。その野田さんの薫陶を受けたわたしがスぺオペ作家になったのは当然のことです。→— 高千穂遙 (@takachihoharuka) 2024年5月8日 もっともそれで、第一世代の方々には﹁俺たちが低俗と言われたSFを変えて、ここまできたの
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さて、今回は笹本祐一作品﹁妖精作戦﹂に対して、以前から思っていた疑問についてです。 先日、twitterでこの疑問についてツイートしました。 炎上覚悟で書くんだけど、 ラノベ史において﹁妖精作戦﹂がこれほど重要視されるのがよくわからない。笹本祐一作品だと﹁ARIEL﹂のほうが重要ではないか、と常々思っている。 そもそも﹁妖精作戦﹂て当時そんなにヒットしたの? 当時ソノラマ文庫よく読んでいたけど、全然知らなかったよ。 笹本祐一という作家を知ったのは、獅子王で﹁ARIEL﹂が話題になってからだったなぁ。 街の本屋で平積みされていたソノラマ文庫は、菊地秀行や夢枕獏、アニメノベライズが多くて、清水義範作品は棚にズラッと並んでいて、買わなかったけど人気あるんだなと名前だけは知っていた感じ。90年代ラノベへの連続性は﹁妖精作戦﹂より﹁ARIEL﹂だと思うんだよね。﹁妖精作戦﹂が現れたから、なにかが変
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あすなろ @readingmaururer 何を怖しいと感じるかは人それぞれだ。 小説界で怖しいと評価されるのはもっぱらホラー分野だろうと思うけど、ミステリーにもSFにもあるいは恋愛小説にも怖しい作品はあるに違いない。 そこで募集。 #あなたが一番怖ろしかった本 分野を問いません。 ネタバレなしで理由を添えてもらえると嬉しいです。 2024-04-16 22:05:33
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100刷突破の不朽の名作、ジェイムズ・P・ホーガン﹃星を継ぐもの﹄が新版で刊行! 創元SF創刊60周年を記念した目玉企画! シリーズ続編﹃ガニメデの優しい巨人﹄﹃巨人たちの星﹄﹃内なる宇宙︵上下︶﹄も新版として連続刊行します。 1980年の刊行以来、長く愛され続け104刷を突破した、J・P・ホーガン﹃星を継ぐもの﹄を新版で刊行! SF読者だけでなくミステリ好きからも絶賛される不朽の名作。 さらに、8月よりシリーズ続編﹃ガニメデの優しい巨人﹄﹃巨人たちの星﹄﹃内なる宇宙︵上下︶﹄も新版で連続刊行いたします。 ハードSFの巨匠・ジェイムズ・P・ホーガンのデビュー作にしてSF文学の金字塔﹃星を継ぐもの﹄が、装いも新たに新版として登場です。 第12回星雲賞海外長編部門受賞作でもある本作は、1980年5月の創元SF文庫での刊行以来、日本の読者に長く愛され続けて驚異の刷数104版に到達、創元SF文庫読
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1997年に公開された映画﹁ガタカ﹂は、﹁遺伝子技術が発達した近未来で、﹃不適正者﹄と診断された主人公が元水泳選手に成り代わって宇宙を目指す﹂というあらすじのSF作品です。このガタカが投げかけた﹁遺伝子と社会に関する問題﹂について、﹁映画公開から25年以上が経過した現在にも通じるものがある﹂とする論文がNature Geneticsに掲載されました。 GATTACA is still pertinent 25 years later | Nature Genetics https://doi.org/10.1038/s41588-022-01242-5 ﹁ガタカ﹂では﹁出生と同時に遺伝子検査が実施され、健康上の問題や推定寿命が瞬時に明らかになる﹂﹁受精卵の遺伝子を編集して能力の高い子どもを産むことが一般的﹂﹁企業の採用試験に遺伝子検査が組み込まれ、優秀な遺伝子を持つと判断された人物を採用す
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早川書房の1600作品が最大50%割引という大型の電子書籍セールが来たので、僕が読了済みのものからオススメを紹介しよう。早川書房は定期的にこの規模のセールをやることで知られているが、そのたびにラインナップが異なる。特に、前回のセール時には刊行間もなかった作品なども今回は多数セールに入っているので、今回は主に2022年1月〜以降に刊行されたセール品を中心にオススメを紹介していこう。 Amazon.co.jp: [プライムデー] Kindle本最大70%OFF‥早川書房タイトル: Kindleストア まずは目玉のSFから紹介していこう。 早川書房公式ページの刊行年月リストから一個一個セールになっているかな……と確認していったのだが︵Kindleページの検索機能が劣悪なので︶、今回は特に小説が豊作だった印象。たとえば、最初に紹介しておきたいのは春暮康一の﹃法治の獣﹄ 法治の獣 (ハヤカワ文庫JA
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天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ︵上︶ 作者:小川 一水発売日: 2013/01/25メディア: Kindle版2020年、第40回の日本SF大賞(日本のSF賞。小説以外の媒体も対象)を小川一水︽天冥の標︾と酉島伝法﹃宿借りの星﹄が受賞した(対象期間は2019年)。どちらも別の角度から現代日本SFの豊穣さを示す作品なのだけれども、今この︽天冥の標︾全10巻のうち、第2巻までが05/06まで各電子書籍サイトで無料になっている。 期間限定の無料でその後読めなくなるケースではなく、一度落としたらその後ずっと読めるはずなので、ぜひすぐには読まなくとも手に入れておいてもらいたい。SFというのは、小説というのは、ここまでのことを描くことができるのか、と打ち震えるような作品だ。全10巻とはいうものの、1巻は上・下巻。6巻は3分冊されているなどして、計17巻の大長篇である。その巻の中にはパンデミックSF
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﹁これは "ハードSF作家・山本弘" の遺書だと考えてください。﹂﹃プロジェクトぴあの﹄著者あとがき全文公開 ※書影は販売サイトとリンクしています アニメーション映画監督の片渕須直氏とSF作家の野尻抱介氏に推薦を頂き、ハヤカワ文庫JAより好評発売中の山本弘﹃プロジェクトぴあの﹄上下巻。その下巻の収録されているあとがきを、全文公開します。本作をできるだけ多くの方に読んで頂くため、担当編集から著者の山本さんにお願いをいたしました。ぴあのとすばるの物語が、サイハテの更に先へ届きますように。 ** あとがき これは2014年にPHP研究所から出版された作品の文庫化です。 多くの方がすでにご存じでしょうが、僕は二年前に脳梗塞を患いました。本当に突然の発病でした。現在、いくらかは回復してはいますが、依然として計算能力や論理的思考力は低いままです。 今の僕の状態をSFの登場人物に例えるなら、ダニエル・キ
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