映画監督の宮崎駿さん︵75︶が28日、東京都内で講演し、ハンセン病療養所を訪れたことがきっかけで、代表作の一つ﹁もののけ姫﹂の一場面でハンセン病患者を描いたことを明らかにした。映画で登場する包帯姿の人々で、ハンセン病患者と明示してはいないが、﹁業病︵ごうびょう︶と言われながら生きた人を描きたかった﹂と述べた。 宮崎さんが講演したのは、ハンセン病施設の歴史保存を考える国際会議﹁人類遺産世界会議﹂の冒頭。自宅近くの国立ハンセン病療養所多磨全生園︵東京都東村山市︶を訪れ、﹁深い苦しみが集積した場所﹂と感じて衝撃を受けたという。全生園を﹁記念の場所として教訓を残してほしい﹂と述べ、隔離の歴史を伝える建物や森の保存を訴えた。 講演後の記者会見では、憲法改… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
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