東京電力福島第1原発事故後に測定された福島県伊達市の住民の個人被ばく線量のデータを基に、早野龍五・東京大名誉教授らが英科学誌に発表した2本の論文について、東大は27日、﹁本人の同意のないデータが使われている﹂などとする住民からの申し立てを受けて予備調査を始めたことを明らかにした。 個人線量は、同市が2011~15年ごろ、﹁ガラスバッジ﹂と呼ばれる線量計を住民に配布して測定。論文では、市の人口の約9割にあたる約5万9000人分…
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放射線は人体にどんな影響を与えるのか。その調査を目的とした原爆傷害調査委員会(ABCC)が広島に設立されて70年。朝日新聞社は、研究を受け継いだ日米共同運営の機関「放射線影響研究所」(放影研)の許可を得て、通常は見られない健康調査の様子や、試料、診療録など被爆者の膨大なデータが集積された非公開のエリアを取材した。 広島の市街地を見下ろす比治山山頂に、かまぼこ形の建物がいくつも連なる。広大な放影研の敷地は約2万3千平方メートルに及ぶ。 1月下旬、広島市東区の被爆者、河野昭人さん(90)はここで、2年に1回の成人健康調査を受けた。がん以外の病気の発症と放射線量の関係を調べるのが目的で、身長や体重の測定、X線や超音波の検査をする。通常の健康診断とほぼ変わらないが、職員が調査内容を書面で示し、血液や尿を保存して調査に使うことなどに理解を求める。 「血液から遺伝子を取り出して解析させていただきます」
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