書評に関するhiro-okawariのブックマーク (2)
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今風に言うなら、タイトルは釣り。だがホンモノの釣り針が入ってる。 とがった看板なのに中身は普遍、諧謔たっぷりのとぼけた会話を嘲笑︵わら︶っているうち、片言の匕首にグサリと刺される。そんなスゴい読書だった。 ﹁気違い﹂と﹁部落﹂という反応しやすい強烈な用語を累乗しながら、中身はありふれた﹃ど田舎﹄の村社会を描く。でもその﹁ありふれ﹂加減は、いかにもニッポン的だ。彼らを笑うものは、この国を嗤うのと一緒だというカラクリが仕込まれている。 著者は、きだみのる。ファーブル昆虫記を全訳した業績は分かりやすいが、ひょうひょうとしながら熱い魂を抱いている。開高健風にいうなら、﹁胸にゴリラを飼う男﹂やね。紀行文に名を借りたこの痛烈な社会批判は、時代も場所もかけ離れているのに、ザクザクと胸にくる。 たとえば何でも名前やラベルを付けたがる悪癖を、ルヌーヴィエの箴言でチクっとやる。﹁人は事物の名を知ると、その名に
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決定力! :正解を導く4つのプロセス ︻本の概要︼◆今日ご紹介するのは、﹃アイデアのちから﹄や﹃スイッチ﹄でお馴染み、チップ&ダン・ハース兄弟の待望の3作目。 私たちの意思決定における問題点とその具体的な解決策について言及した、非常に中身の濃い作品に仕上がっています。 アマゾンの内容紹介から一部引用。大ヒット作﹃アイデアのちから﹄、﹃スイッチ!﹄のハース兄弟が放つ新たなる全米ベストセラー・ビジネス書。ロックバンド﹁ヴァン・ヘイレン﹂のツアーを成功させた独創的な工夫から、命にかかわる選択を迫られた男性がとった行動まで、目からウロコのヒントが満載。4つの﹁WRAP﹂プロセスを使えば、あなたの仕事も人生もきっとうまくいく!﹁要チェック!﹂ポイントの連続で、思わず付箋も貼りまくりました! いつも応援ありがとうございます! ︻ポイント︼■1.マルチトラックする 研究者のひとりのスコット・クレマー
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