新幹線のライバルとはなんぞや 大学時代(2005年くらい。もう10年以上前だ、歳を取ったものだ)、私の大変頭の切れる先輩が、某「新幹線で大半の利益を稼ぎ出しつつあとは徹底的にコストダウンしヲタから嫌われてる鉄道会社」の入社選考を受けた際、面接にてこんな質問をされたと言っていた。 「新幹線のライバルは、なんだと思いますか。」 普通に考えたら飛行機か高速バスだ。いや、それでは当たり前すぎるしどんなアホでも最低限そのくらいの回答はできる。天下の大企業にはそれでは認めてもらえないだろう。フランスのTGVか*1。いやヲタを最も嫌い、ヲタも最も嫌う逆相思相愛状態の鉄道会社にその答えは最悪だし、あの会社のメイン稼業は輸送であって輸出ではない。悩む私を尻目に先輩は得意そうに、こう回答したんだ、と言った。 「ITの進歩です。」 …今考えても、限りなくベストに近い良い答えだと思う。その企業の主力商品の提供価値
パーク24が提供するカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」が好調である。2009年5月にサービスを開始して以来、現在までに車の台数は約1万4000台に増えた。国内シェアの約7割を握る最大手に成長し、パーク24の業績向上に貢献している(写真1)。 勝因は、全国に約1万6500カ所ある時間貸し駐車場「タイムズ」にカーシェアの車を置くことで、利用者の利便性を高めたこと。しかもガソリン代と保険料込みで、15分206円からという低料金を打ち出し、日本では当時まだ珍しかったカーシェアを定着させてきた。会員数は2016年3月末時点で約60万人と、車をシェアする人は着実に増えている。 そんなカーシェアの躍進を秘密を探ろうと、今回記者は舞台裏を取材した。すると見えてきたのは、1つのKPI(重要業績評価指標)だった。パーク24はたった1つのKPIの追求を徹底することで、目新しいカーシェアのサービスを成
車で出かけた時に利用することが多いコインパーキング。そのコインパーキングについて、インターネットでちょっと気になる書き込みを見つけました。「どんどん値上げしていく」「5月から値上げしているとこが多い」。このところ、各地で料金が上がったと感じている人が多いようです。実際、料金は上がっているのでしょうか。取材をすると意外と知られていない事情もあるようです。 コインパーキングの業界団体、日本パーキングビジネス協会によりますと、コインパーキングは、去年4月時点で、全国に少なくとも6万5000か所、台数にして118万台分が設置されているということです。4年間でおよそ2万か所も増えているということで、最近は街の至るところでコインパーキングを見かけることも多くなりました。 それでは、実際に料金は値上がりしているのでしょうか。運営会社に聞いてみると、一概に上がっているとは言えないとのことでした。ただ、コイ
NTTドコモとファミリーマート、金沢市の大和タクシーは8月5日、コンビニエンスストアがタクシー乗り場となる配車サービスを、8月7日から石川県内のファミリーマート42店舗で開始すると発表した。地方のバス・鉄道路線の廃止、縮小や高齢化社会によるドライバー人口の減少などを受け実施することになったという。 石川県内のファミリーマートに、大和タクシーを呼び出せるドコモの通信モジュールを搭載した専用電話(通話料無料)を設置。タクシー利用者は、受話器を上げるだけで配車受付センターへ電話をかけることができ、居場所を伝えなくてもタクシー配車依頼ができる。 なお、2012年4月から9月にかけて、福山両備タクシーカンパニーと広島県福山市内のファミリーマート17店舗にて実証実験が行われ、2013年8月にラッキー自動車と福岡市内のファミリーマート31店舗で本格的にサービスを開始している。2014年9月からは北九西鉄
複数の企業や組織が一つの情報システムを共用すること。システムの開発や保守・運用費を割り勘にして、コストを効率化することが狙いだ。クラウド利用なども広義のシステム共同化と言えるが、特定の業種・業態の組織同士が共用することを指す場合が多い。 昨今は、地方自治体などで共同化の取り組みが進んでいるが、代表的なのは地方銀行間による勘定系システムの共同利用である。例えば、地銀最大手の横浜銀行は、北陸銀行、北海道銀行、七十七銀行と「MEJAR」と呼ぶ基幹系システムを共同利用している。日本銀行が2014年3月に発表した調査によると、2013年11月時点で勘定系システムを共同利用する地銀は全体の約7割に上る。 システム共同化には、独自機能を盛り込みにくいなどの側面もある。そこで、競争力に直結する情報システムは単独で保有しつつ、競合と差異化しにくいシステムのみ共同化するのが定石だ。 “攻め”のIT投資が叫ばれ
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