印刷 関連トピックス中部電力東北電力菅直人関西電力東京電力九州電力原子力発電所 関西電力は16日、福井県の大飯︵おおい︶原子力発電所1号機︵117万5千キロワット︶が、午後9時前に運転を停止したと発表した。緊急時に炉心を冷やすためのタンクの圧力が低下したため。ストレステスト︵耐性評価︶の1次評価の対象となって早期の再稼働は困難とみられ、東京電力は電力の応援融通の検討に入った。 関電によると、トラブルの発生を受けて16日午後1時ごろから手動停止の作業に入り、約8時間かけて停止状態とした。3月の東日本大震災後、トラブルで停止した原発は、燃料漏れの疑いで5月に停止した日本原子力発電の敦賀原発2号機︵同県︶に続き、全国で2例目。 関電では、大飯4号機、高浜原発4号機も近く定期検査に入り、大飯1号とあわせて約320万キロワットの電源が使えなくなる。原発依存度が高い関電で全11基のうち7基が止ま