米国は、日本と同様、政教分離を原則とするが、そのあり方は日本とは大きく異なる。 連邦議会の開催時、最初に聖職者の主導で祈り、それに続いて国旗への忠誠の誓いが行われる。政治という公の場に、祈りという宗教実践が組み込まれている。日本ではなかなか考えられない状況だ。 会議冒頭の祈りは、連邦議会に限らず、地方でも習慣化している。そして、最近話題になっているのが、今月18日、アラスカ州のキナイペニンシュラ郡会議での出来事だ。 動画を見てもらえばわかるが、登場するのはパスタの湯切りボウルをかぶった男性だ。そして、彼が祈りを捧げたのは﹁酔っ払った真の宇宙の創造主︵the true inebriated creator of the universe︶﹂である。 祈りの最後には﹁アーメン﹂ではなく、﹁ラーメン﹂と言っている。いったいどうしたのだろうか。 空飛ぶスパゲッティ・モンスター教とは何か この男性は
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