﹁うわっ!外人だ!﹂6日のJリーグ開幕戦で、一人のサポーターを驚かせてしまった。私の顔と体の見た目はそんなに恐くない︵と私は思っている︶が、この40歳前後のおばさんはとにかく、アングロサクソンの顔立ちと白い肌に慣れていなかったようである。外国人として、このような気まずいハプニングはいわゆるグローバル化が進む中で、ちょっと時代遅れのように感じるが、一方で日本は依然として人種的に極めて同質な社会なので、このおばさんの反応が理解できないこともない。分からないもの、知らないものを恐れることはやはり、生身の人間らしい。 その数日後、2006年9月以来の大阪ダービーが近づいていたところ、ガンバ大阪のフロントもその人間性を見せた。しかし、今回は残念ながら何が分からなかったか、何が怖かったかと言えば、単純な皮肉および、ガンバが本業とするサッカーの文化と社会学ということだった。下記は、3月9日にガンバ大阪