一言でオタクといっても、いろんなオタクが存在する。アニメオタク。鉄道オタク。プロレスオタク。あらゆる対象に対してオタクといわれるコアなファン層がついているわけだが、ここで筆者が言及していこうと思っているのがアイドルオタクについてである。さらにいうなら、女性アイドルのオタクであり、所いわ謂ゆる﹁地下アイドル﹂のオタクについてである。 筆者はミュージシャンとして﹁ロマンポルシェ。﹂や﹁プンクボイ﹂というユニットで活動する傍かたわら、文筆業者としてコラムなどを書いている人間である。1972年生まれである私が最初に﹁アイドル歌手﹂として意識したのは松田聖子や中森明菜だったわけだが、それは子どもがテレビのなかの人気者を好きになっただけのことだ。それが明確にアイドルという存在について執着しだしたのは、おニャン子クラブの登場以降になる。 思春期にパンクロックやニューウェーブ、ノイズのようなマニアックな音
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