ウガンダ・ビクトリア湖(CNN) アフリカ東部ウガンダとタンザニア、ケニアの3カ国にまたがるビクトリア湖は、淡水湖としては世界第2位、アフリカでは最大の面積(約7万平方キロ)を誇る巨大な湖だ。何百年もの間、貴重な水資源として湖岸に住む数百万人の生活を支えてきた。 ナイル川の源流でもあるビクトリア湖には、80以上の島が浮かび、住民は漁業や湖岸の事業で生計を営む。 だがこの湖は、世界有数の危険な湖でもある。地元当局によれば、ビクトリア湖では毎年、約5000人が命を落としている。原因としては変わりやすい天候や通信インフラの未発達などが挙げられる。 ウガンダの水難救助機関はこの数字を引き合いに、「1平方キロメートル当たりの死者数で換算すると、世界一危険な水面であることはほぼ間違いない」と指摘する。同機関はビクトリア湖の安全対策を強化する目的で2002年に設立され、啓発や安全対策訓練などの活動を行っ
(CNN) 大型の温帯低気圧「サンディ」で大きな被害が出たニューヨークで、米議会選候補者の陣営責任者とみられる男性が短文投稿サイトのツイッターを通じて次々にデマ情報を流していたことが分かった。男性は30日夜にツイッターで謝罪したが、男性の刑事訴追を求める声も一部で上がっている。 サンディが米東海岸に上陸した29日夜、6500人がフォローする「@ComfortablySmug」というアカウントに、矢継ぎ早のツイートが投稿された。その内容は「速報:電力会社がマンハッタン全域の電力供給停止に着手」「速報:クオモ知事がマンハッタンで足止め。安全な避難所に移動」など、不安と混乱をあおるようなデマが大半を占めた。 投稿のうち2件はそれぞれ500回以上も引用されたが、一方で信憑性を疑う投稿も相次ぎ、電力会社も否定のツイートを掲載した。@ComfortablySmugは実名を明かしていなかったが、ある男性
(CNN) 元交際相手の女性の殺害事件に関与した疑いで警察に追われていた米スカイウェスト航空の操縦士が17日、同社のジェット旅客機を盗もうとした末に、機内で自殺した。警察が明らかにした。 死亡したのはブライアン・ヘグリン容疑者(40)。13日にコロラド州コロラドスプリングス市でヘグリン容疑者の交際相手だった女性(39)が刃物で刺されて死亡しているのが発見され、警察はヘグリン容疑者が関与したとみて行方を追っていた。 17日未明になって、ユタ州のセントジョージ市営空港で、警備員がジェット旅客機のCRJ200型機のエンジンが始動しているのを発見。ヘグリン容疑者がフェンスを乗り越えて空港に侵入し、同機に乗り込んで発進させたとみられ、同機は空港ターミナルや停車中の車両に衝突して破壊した。 しかし離陸には至らず、警察によると、ヘグリン容疑者は機内の通路で死亡しているのが見つかった。自分を銃で撃って自殺
(CNN) 蚊が媒介する感染症のデング熱と戦うため、ブラジルの厚生当局が蚊を利用した対策プロジェクトを進めている。このほど北東部バヒア州に大規模なモスキート農場をオープンさせた。 農場では、デングウイルスに対抗するため遺伝子を組み換えて致死遺伝子を持たせたオスの蚊を生産する。このオスを放ってメスの蚊と交配させると、生まれてきた子孫は致死遺伝子を受け継ぎ、成虫になる前に死ぬ。 プロジェクトはブラジル政府と害虫駆除のための昆虫遺伝子組み換え専門機関「モスカメド」が共同で展開。国内の数大学と英オクシテック社が開発した手法を利用して、デング熱を媒介する種類の蚊のオスが1週間当たり約400万匹できる。 世界保健機構(WHO)によれば、デング熱にかかると重い風邪のような症状が表れ、重症化すると合併症を起こして死に至ることもある。現時点でワクチンは存在せず、有効な予防策もない。 ブラジルでは今年だけで4
北アイルランド・ベルファスト(CNN) 北アイルランドの中心都市ベルファストの市議会は11日、各国の愛犬家から寄せられた助命嘆願を振り切る形で、禁止規定に違反して飼育されていた飼い犬を殺処分したと発表した。 処分されたのは、「危険な違法犬種ピットブルテリアの一種」と市議会が判断した7歳の「レノックス」。飼い主のキャロライン・バーンズさんによると、家族に可愛がられ、躾も行き届いていたという。しかし北アイルランドではピットブルテリアの飼育が禁止されており、市議会に見とがめられて2年前に野犬捕獲員に連れて行かれた。 これに対して各国の愛犬家から批判が巻き起こり、「レノックスを助けて」と訴えたバーンズさんの呼びかけに応えて有名人や政治家などを含む20万人がインターネットの助命嘆願に署名。動物愛護団体の活動は海を越えて広がり、米ニューヨークの英国領事館とアイルランド領事館前でも助命嘆願集会が開かれた
(CNN) 短文投稿サイトのツイッターが、市民運動にかかわったユーザーについての情報開示を求めた裁判所の命令に抵抗し、この命令を無効とするようニューヨーク州の裁判所に申し立てた。同社はこれまで裁判所の求めに応じて何度かユーザー情報を提供しているが、今回は一線を引く姿勢を示した形。 米自由人権協会(ACLU)によると、ツイッターの申立書は7日付で提出された。開示を求められていたのは、ウォール街占拠を呼びかける反格差デモにかかわったユーザー、マルコム・ハリス被告についての情報だった。 ハリス被告は昨年ニューヨークで行われたデモ行進に参加し、風紀を乱した罪に問われている。検察側はツイッターに対し、ハリス被告の電子メールアドレスと、同被告が3カ月の間に投稿した全ツイートの開示を求めていた。 これに対してツイッターは、捜索令状がない限り要求には応じられないと反論。合理性のない捜索や押収を禁じた米国憲
(CNN) 米コネティカット大学は、赤ワインの健康効果を説いた同大教授の研究にデータの捏造(ねつぞう)があったとする学内の調査結果を発表した。 捏造を指摘されたのは、同大医学校で心臓血管研究所長を務めるディパク・K・ダス教授。大学の調査委員会が3年がかりで調べた結果、少なくとも145回にわたって研究データが捏造されていたと判断した。捏造は7年の間に科学誌などに発表された26本の記事に及ぶという。 ダス教授は赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールと心臓の健康との関連を調べた研究で有名。この分野で多数の論文を執筆し、その多くは米国立衛生研究所の助成を受けていた。 しかし2008年、米当局に匿名情報が寄せられたことをきっかけに、大学側が調査を開始。ダス教授が実験結果を不正に操作し、一貫したデータが出たように見せかけていたケースがあることが判明したという。ただし、この操作によ
(CNN) メキシコ北部チワワ州の検察当局は19日、シウダーフアレス市にある暴力被害を受けた女性の保護施設の女性責任者が入所者に売春を強いていた疑いがあるとして逮捕したと発表した。 施設には最年少で5歳の子どもたちも住んでおり、同じく売春を強制されていたのかも調べている。 同市の警察によると、施設に入っていた女性の1人が路上で警官に助けを求めたため容疑が発覚、ソレダー・グリエンセン・ポラス容疑者(50)は18日に逮捕された。ほかの逮捕者はいない。 施設は捜索を受けたが、警察の報道担当者は「売春宿そのものだった」と形容。中には女性5人と子ども8人がいたという。子どもたちは殴打の暴力のほか、局部にとうがらしをかけられる虐待にも遭っていた。 保護施設の名称は「暴力反対で結束する女性たち」だった。施設の開所時期や入所者が売春強要の被害を受けていた期間は明らかでない。
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