![Snapdragon X Elite 搭載の Surface Laptop 7 と 10GbE と Wi-Fi 7 に対応した Deco BE85 を購入した - しばやん雑記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3bd9c65d739015aac0ec808a25d45230a4cb8d7e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fs%2Fshiba-yan%2F20240618%2F20240618093325.jpg)
従来から、「ARMはx86より(電力的に)効率的だ」という言説があります。これは単純に「ARMは省電力なスマホ向けで、x86は電力を食うPC向け」程度のアバウトなイメージのこともありますし、前世紀のRISC vs CISC論争のころからある「ARMはx86 (x64を含む)に比べ命令セットがシンプルなので、命令デコードにかかる電力が少なくて済んで効率的」という議論の形をとることもあります。 この議論については、半導体エンジニアの多くは「ARMがx86 より効率が良いというのは、もはや過去の神話」(in today’s age it is a very dead argument)という認識を共有していると言っていいでしょう。有名なところではApple CPU (ARM)とZen (x86)の両方を開発したジム・ケラー氏のインタビューでも言われていますし、Chips and Cheeseとい
概要 あるサンプルコードのベンチマークを測定したところ、期待していたよりも18倍速い結果が出力されました。バイナリを調査してみると、メモリ読み出しの命令が1つ増えるだけでこの性能差が生じていました。さらに調査を進めると、ARMアーキテクチャは連続したメモリへの書き込みを1つにマージし、実行を省略する可能性があることがわかりました。そのため、一般的なベンチマークのように複数回の測定結果を平均化するやり方では、正しい速度を測定できていませんでした。 「パフォーマンスを解釈するのにアーキテクチャの理解が不可欠だった事例」として面白かったのでこの記事を書いてみました。Go言語で説明しますが、言語に依存しない話だと思います。 得られた教訓 バイナリを見ても説明できない性能差は、アーキテクチャの理解によって説明できることがある マイクロベンチマークは、何を計測しているのかを理解した上で実施する必要があ
技術本部 サービスリライアビリティグループ(SRG)の長谷川 @rarirureluis です👳 #SRG(Service Reliability Group)は、主に弊社メディアサービスのインフラ周りを横断的にサポートしており、既存サービスの改善や新規立ち上げ、OSS貢献などを行っているグループです。 はじめに Apple M1 で Arm という単語をよく耳にし、そしてその性能に驚いた方も多いと思います。Apple M1 が搭載された Mac のベンチマークはこちら そして Amazon EC2(以下:EC2)にも Arm が搭載されたインスタンスがあります。 https://aws.amazon.com/jp/ec2/graviton/ 今回はとあるサービスの全開発環境の EC2 インスタンスを m5.large から t4g.medium へ移行したら幸せになれたので、この記事を
Apple Siliconを搭載するMac上でLinuxの動作を目指すプロジェクト「Asahi Linux」が発足しました。記事作成時点ではApple Siliconを搭載するMac上で直接動作するOSはmacOSのみですが、Asahi Linuxプロジェクトが成功すれば、利用可能なOSの選択肢が増えることになります。 Asahi Linux https://asahilinux.org/ As announced on the Community Chat last weekend, Asahi Linux is the new name for the project to port Linux to Apple Silicon macs! Follow @AsahiLinux for updates, and check out the Patreon post for more i
はじめに この記事はひとりNEONアドベントカレンダー2020 最終日の記事です。 なんとか完走できました。ひとえに応援してくれた皆様のおかげでもあります。 昨日は数値変換の命令を紹介した なお、今日の内容は完全にポエムです。 NEONここがすごいよ 個人的に押したいのはld3命令1つだけです。 SSEやAVXやMSAでも実装されてないgather命令ですが、これがあるだけでRGB画像への障壁が全然違います1 st3も大好きです。 一方で、残りの23日分はいわばおまけです。 おまけとは言いつつも、全体の構成はもうちょっと考えるべきだったかも、と反省しています。 なんで、24日目がcvt命令やねん、もっと前だろ、とセルフツッコミ Arm v8.2、v8.4、v8.6 Arm は命令セットのv8を出したあとも、小数点以下を上げながら、Arm v8.1からArm v8.6まで発表しています。2
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く