最近、OOUX という言葉を見聞きしました。これはオブジェクト指向の利用者体験︵Object-Oriented User Experience︶のことで、いくつかの記事を読んだところ、アプリケーション設計において画面とデータを対応づける際にオブジェクトを手掛かりにするという方法論のようです。つまりOOUX は﹁オブジェクトベースのUIモデリング﹂と言い換えることができそうです。そうすると実は以前からそのようなデザイン手法はあり、﹁OOUI︵オブジェクト指向ユーザーインターフェース︶﹂と呼ばれていたのです。最近になってOOUX という言葉が使われるのは、OOUI のことを知らなかったか、もしくは流行語である﹁UX﹂を用いた方がかっこいいと考えたからではないでしょうか。 ﹁オブジェクトベースのUIモデリング﹂というデザイン手法は、GUI アプリケーションをデザインする際の基本的なテクニック