米ハリウッドの大物プロデューサーのセクハラ問題を契機に、米国では﹁MeToo︵私も︶﹂運動が広がっているが、この運動に水を差すように、女優のカトリーヌ・ドヌーブをはじめ芸術家、編集者、ジャーナリストなど約100人の女性が、仏﹃ルモンド﹄紙に﹁しつこい誘いや不器用な口説きを、性犯罪と同一視するのは間違い﹂と公開書簡を発表した︵抄訳は後掲︶。これに対して欧米では賛否両論が沸き起こり、文化論争となっている。 この書簡に署名した女性は100人を超え、カトリーヌ・ミレー︵作家︶、サラー・シーシュ︵作家、心理療養士︶、ペギー・サストル︵ジャーナリスト︶、キャシー・アリウ︵キュレーター︶、グロリア・フリードマン︵アーティスト︶、ブリジット・ラーエ︵ラジオ司会者で元ポルノ女優︶ら、社会的に知られた名前が並ぶ。しかし何といっても、あのドヌーブが加わっていることが注目を引いた。 公開書簡は、米国でのゴールデン