米国の小学校で﹁オバマワーム﹂という名称のマルウェアが見つかり、ちょっとした騒ぎになっている。セキュリティ企業のTrend MicroやThompson Securityがブログで伝えた。 ︻拡大画像︼ それによると、この﹁ワーム﹂はオバマ米大統領の出身地であるイリノイ州の小学校のネットワークで出回った。校内のPC約100台のすべてに、オバマ氏の顔のアイコンが表示されたという。 この﹁攻撃﹂は学校の児童が仕掛けたとの見方が強まっているという。マルウェアキットで遊んでいて作成してしまったとみられる。ただし、オバマアイコンの表示以外に不正な機能はなく、悪質なファイルと言えるほどのものではないと研究者らは指摘する。 Trend Microはこの騒ぎについて、初歩的なマルウェア作成のツールが簡単に入手でき、小学生でもこのような﹁攻撃﹂を実行できてしまうというのは恐ろしいことだと述べている。