印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 前回は情報漏えいのパターンの1つとして、﹁善意の内部ユーザーによる意図しない情報漏えい﹂について触れました。今回は、特に昨今注目を集める﹁悪意の内部ユーザーによる意図した情報漏えい﹂について解説します。 悪意の内部ユーザーとは 米国家安全保障局︵NSA︶局員が国による個人情報収集の手口などを告発したように、政治信念的、金銭的な理由から内部の人間が外部に情報を持ち出すリスクは確実に存在します。7月に発生した国内教育大手の情報漏えい事件もこれに当てはまります。 善意の内部ユーザーをきっかけとした外部からの不正侵入対策も必要ですが、組織のセキュリティ管理者は悪意を持った内部ユーザーによる情報漏えいリスクにも備える必要があります。ここでいう内部