2020年7月1日にレジ袋が有料化されて間もなく一年が経とうとしています。昨今、レジ袋をはじめプラスチックストロー、ペットボトルなどプラスチック製品の削減が叫ばれていますが、その主たる目的は「海洋プラスチック問題」とされています。たとえば、プラスチック資源循環戦略(令和元年5月)の「1.はじめに―背景・ねらい―」には以下の記述があります。 本戦略の展開を通じて、国内でプラスチックを巡る資源・環境両面の課題を解決するとともに、日本モデルとして我が国の技術・イノベーション、環境インフラを世界全体に広げ、地球規模の資源・廃棄物制約と海洋プラスチック問題解決に貢献し、資源循環関連産業の発展を通じた経済成長・雇用創出など、新たな成長の源泉としていきます。 また、プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン(令和元年12月)の「1.プラスチック製買物袋有料化制度の背景・概要」にはこう書かれています。 プ
オリンピック「経済効果」ではなく「経済降下」? オックスフォード大学のフライバーグ氏らの論文によると、オリンピック開催都市の平均スポーツ関連費用は120億ドル。スポーツに関係のない費用は、通常、その数倍あった。 1960年以降のすべてのオリンピックは、予算を平均で172%超過しており、少なくとも過去10年間にはこれほど予算を超過したスポーツイベントは存在しない。またオリンピック開催後に、経済成長が前年比プラスになった事実は存在しない。 予算の超過は開催都市が全額負担する契約となっており、IOCは財政的な負担をしない。毎回172%も予算を超過していれば、次回開催の際になんらかの対策を実施し、予算超過を回避するものだが、オリンピックにおいてはそれすら行われていない。 オリンピックに於いて予算を超過しても、開催が継続され、全体予算が肥大化し続けている理由は6つ挙げられている。 ①不可逆性 招致申
東京オリンピック・パラリンピックに向けた暑さ対策が、「逆効果」になる可能性もあるという研究結果です。 道路の表面温度を下げるとして整備が進められている「遮熱性舗装」の効果を専門家が検証した結果、人が立つ高さの気温は通常の舗装よりも上がるケースがあったことがわかりました。専門家は「選手や観客の熱中症のリスクが高まるおそれがある」としています。 熱中症の対策に詳しい東京農業大学の樫村修生教授の研究グループは先月と今月、晴れた日の日中に「遮熱性舗装」と「通常の舗装」の路面で、気温の差を比較する調査を行いました。 その結果、「遮熱性舗装」を施した表面温度は、「通常の舗装」に比べて10度前後低くなり、これまでの国などの調査と同じような傾向でした。 しかし、高さ50センチと1メートル50センチ、それに2メートルの空間の気温を計測した結果、「遮熱性舗装」のほうが、いずれも平均の気温が高くなっていたことが
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