ロングテールとweb2.0に関するisrcのブックマーク (2)
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ロングテール︵Long Tail‥長い尾︶という言葉を聞いたことがありますか。 IT︵情報技術︶の世界では無数の新語が現れては消えていくのだが、この言葉は昨年秋頃から少しずつ米国で使われるようになった。ロングテールは、インターネットの本質に関わる極めて重要な問題提起を含む新語ゆえ、これから日本でも話題になる機会が増えていくはずなので、詳しく解説したいと思う。 ロングテールとは何なのか。本という商品を例にとって考えてみよう。一年間にどんな本がどれだけ売れたのかを示す棒グラフを作ってみる。縦軸に売れた部数を取り、横軸には左から第一位﹃ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団﹄、第二位﹃世界の中心で、愛をさけぶ﹄、第三位﹃バカの壁﹄……と売れた順に一冊ごとに棒グラフを連ねていくことにしよう。横軸には﹁一冊あたり五ミリ﹂、縦軸には﹁千部あたり五ミリ﹂でグラフを書くと、本の売れ方の全体像はどんな形状にな
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アマゾンと、ロングテールに関する“大きな勘違い” 第4回 ネット・エコノミー解体新書 2006年9月7日 木曜日 磯崎 哲也 Web2.0を特徴づけるキーワードとして﹁ロングテール﹂というキーワードが使われることが多い。通常の店舗では品目数上位20%が全体の売り上げの80%を占めるのが普通だが、ネットのビジネスでは残り80%の品目の売り上げが上位20%の売り上げを上回る︵図1︶──代表例はアマゾン︵amazon.com︶だ──というように表現されることが多い。 しかし、ちょっと待っていただきたい。 まず第一に、通常の店舗より多い品目数を扱えるというのは、ホントに﹁Web2.0﹂の特徴なのか? ネットのほうが品目数をたくさん扱えるのは、94年にアマゾンが創業されてからずっとそうだったのではないのか? Web1.0か2.0か、というのは単なる言葉の定義の問題ではあるが、2.0のほうが、より﹁進
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