筆者は、日ごろから各種オペレーションで発生するすべてのログを記録し保管するよう設定している。システムを構築する際には、いくつかのリポジトリを自分で構築しており、必要に応じてスクリプトを流し込むことで、極力自力でシステムの最適化や構成をしないで済むよう対策を取っている。 そうした一連の中で取得した膨大なログを元に解析した結果、多くの仮想サーバーに横たわるセキュリティ上の問題点を発見した。クラウドを利用するユーザーに共通する問題であるため、その現状を報告し、対応策を提案する。 同一のsshホストキーが流用されている VPS︵仮想専用サーバ︶やクラウドシステムを利用する場合、その実装方法には大きく二つのやり方がある。ユーザーが自らisoイメージをアップして0からシステムを構築するケースと、クラウド業者によってあらかじめOSや最低限のサービスがインストールされており、必要に応じていくつかのコンポー
![仮想サーバーの初期設定に脆弱性、同一ホストキーで“丸見え”に](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)