﹁広告収入で成り立たせる無料モデルは、もう限界だ﹂――カフェスタの上澤馨︵うえさわかおる︶社長は言う。﹁広告モデルはバブルが作ったモデルだった﹂と。 カフェスタは、アバターを使ってコミュニケーションできるSNSで、登録会員数は約178万、月間ユニークユーザーは50~60万、月間ページビューは約8000万。基本サービスは無料で利用できる。 主な収入源は広告で、以前は月間数千万円の広告収入があったが、ここ最近の不景気で出稿が激減したという。アバターも販売しているが、無料のポイントで手に入るものも多く﹁月間数百万程度の収入にしかならない﹂状態。かなりの赤字が出ているという。 赤字を解消し、運営を継続するには――同社が採ったのは、なりふり構わずユーザーに訴えかけるという手段だ。Webサイトの﹁お知らせ﹂やメールマガジンで﹁現在の収益のままではサイトの運営を停止せざるを得ない状況﹂と告白し、会員に対