障害に関するjohnlee999のブックマーク (2)
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﹁一人の一途な若者の生涯﹂ 宮寺 良平︵63︶兵庫県 ある若者の葬儀の弔辞を読んだ。﹁君は苦しさに慣れてしまったと言っていたけど、ここ数年は激しい頭痛、息をすることも苦しく、眠りのなかでさえ安らぎもなく、生きている意味を問いかけていました。こんなに苦しんで生きなくてはいけないのかと。今は安らかにお眠りください、もし天国、あるいは浄土があったら、再び君と会いたい。君に会えたことで私の人生は大きく変わった﹂と結んだ。 彼はT君で、18年前に障害の重さを理由に普通高校への入学を拒まれ、不合格取り消しの訴訟を起こし、日本中のニュースとなった人物である。私は彼の高校時代の担任であった。40年の筋ジストロフィーとの闘病の最後に、介護してきた両親へ残した言葉は、﹁僕がいたためにできなかったことを全部してからこちらに来て﹂だった。 亡くなる1か月前に、彼に話した。﹁人生の意味が何か、よく考えたらわからない
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先日、書籍﹃されど愛しきお妻様﹄を上梓したばかりの文筆家の鈴木大介さん。﹁大人の発達障害﹂な“お妻様”と、41歳で脳梗塞で倒れ、高次脳機能障害を背負った鈴木さんの、笑って泣ける、18年に渡る家庭再生の軌跡です。 本記事は、﹃されど愛しきお妻様﹄執筆のきっかけとなった、病後間もない鈴木大介さんが高次脳機能障害を受容するまでの道のりです。 トイレでこっそりゼリーを食べる 昨年初夏、41歳で脳梗塞に倒れた。 幸い一命は取り留め、血圧や血液の状態などを改善維持すれば再発リスクはそれほど高くないというが、左半身に軽度のマヒと、構音障害︵呂律障害︶、そして高次脳機能障害︵以下﹁高次脳﹂︶という聞きなれない後遺障害が残った。 リハビリを経て比較的短期間で回復したのは、身体や口回りなどフィジカル面のマヒ。ところが一方の高次脳については感情の抑制困難や注意障害・遂行機能障害が複雑に絡み合った形で残存し、結果
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