岐阜県高山市の中学校で剣道部の顧問を務める男性教諭が、部活動の指導中、男子生徒に鼓膜を傷つけるけがを負わせたものの校長に報告せず、別の日の指導では﹁もう片方の耳を聞こえなくするぞ﹂といった暴言を浴びせていたことが分かりました。4月から5月にかけては同じ生徒に﹁もう片方の耳を聞こえなくするぞ﹂といった暴言を浴びせていたということです。 また、男性教諭はほかの生徒にも﹁あほ﹂や﹁ばか﹂といった発言をしていたということです。 教諭は生徒や保護者に謝罪し、調査に対し﹁励ますつもりの発言だった。けがについては保護者が﹃練習中のことだから﹄と言っていたので、報告の必要はないと判断した﹂と話しているということです。 高山市教育委員会は﹁体罰には当たらないものの、行き過ぎた指導があった﹂として、教諭と校長を口頭で厳重注意しました。