本と円城塔に関するkamanobeのブックマーク (2)
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円城塔さん=撮影・有村蓮 円城塔(えんじょう・とう)作家 1972年北海道生まれ。2007年﹁オブ・ザ・ベースボール﹂で文學界新人賞、12年﹁道化師の蝶﹂で芥川賞、17年に﹁文字渦﹂で川端康成文学賞などを受賞。著書に﹃Self-Reference ENGINE﹄﹃屍者の帝国﹄︵伊藤計劃との共著︶﹃シャッフル航法﹄﹃文字渦﹄﹃ゴジラ S.P﹄など。 ホーイチはヘイケ・グレイブヤードでビワを激しくプレイする ――円城さん訳の﹃怪談﹄は、日本人に長年親しまれてきたラフカディオ・ハーンの名作に、﹁直訳﹂という手法で新たな光を当てた一冊です。まずは翻訳にいたる経緯を教えていただけますか。 たまたま原文で読んでみたんですよ。2013年にアメリカに行くことになって、無駄な抵抗として機内で英語でも読んでおこうかなと。なぜ﹃怪談﹄を選んだのかは忘れましたが、大した理由はなかったと思います。ところが読んでみた
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きなこにまみれた黒蜜と、ラーメンスープに浮いた脂はつなげて遊ぶものなのでは。 2015年の一月からはじまったこの連載も、いよいよ今回で最終回です。 思い返すと、つらいことや悲しい事、ハラハラすることや落ち込むことがありましたが──ありましたが、なんでしょうね。 妻の第一回目を読み返すと、どうして夫婦での仕事を受けるのを嫌がるのかと不審がっていますが、こたえはわりと簡単で、﹁理不尽な目にあうにきまっているから﹂です。こうして一年半以上続けてきて思うのは──、正しいぞ、昔の自分、ということですか。 生じるだろう問題点を早めに抑え込んでおくための﹁ルール﹂でしたが、﹁そもそもルールを気にしない﹂という戦略に直面し、ルールには﹁ルールを守ること﹂という第一条を入れるべきでした。 この連載の間、家庭内では色んなことがあったりなかったりしたわけですが、一番の大きな変化は、一年前と比べて体重がほん
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