10月24日、香港不動産市場の不調は域内全体の低迷の兆候だ。話題のタネになっている中古住宅価格は2021年8月のピークから19%下落。08年の世界金融危機以来最大の落ち込みとなった。写真は2020年撮影︵2023年 ロイター/Tyrone Siu︶ ﹇香港 24日 ロイター BREAKINGVIEWS﹈ - 香港不動産市場の不調は域内全体の低迷の兆候だ。話題のタネになっている中古住宅価格は2021年8月のピークから19%下落。08年の世界金融危機以来最大の落ち込みとなった。 とはいえ、香港は依然として世界で最も手の届きにくい住宅市場のままだ。23年のデモグラフィア報告書によると、香港で最も人口の多い地区である沙田のフラット︵600平方フィート︶価格は810万香港ドル︵103万米ドル︶で、22年第3・四半期の年収中央値のほぼ19倍。1年前の23.2倍から低下したものの、潜在的な住宅購入者はま