管理人はいるのが当たり前――そう思い込んでいる人ほど、彼らが普段、どれほど面倒事を引き受けてくれているかを知らない。いざいなくなったとき、待ち受けているのは絶望的な現実だった。 ヒビが入った窓ガラスも放置 埼玉県川越市。JR川越駅から徒歩20分ほどのところに、築約40年のAマンションがある。 ﹁正直、身体がしんどいので、ここらで辞めさせてもらいます﹂20年以上にわたりこのマンションの管理人を務めていた70代の女性が突然いなくなったのは、この4月のことだった。Aマンションの管理組合理事長を務める60代の男性住民が言う。 ﹁その管理人さんはもともと管理会社から派遣されていたのですが、長年修理や管理を一手に引き受け、住民からの信頼も篤かった。会社を定年退職されたのを機に、管理組合と直接契約し、引き続き務めてもらっていました。 それが、昨年あたりから﹃私も歳だし、この仕事はキツい﹄と何度か相談
![いま日本中で急増している「マンション管理人失踪」という異常事態(週刊現代) @moneygendai](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0f399034b3cfcedc964d72ab32901f871c4af9c3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2F5%2F1200m%2Fimg_356dc7ff6448735e72c7f921dd4362d0135590.jpg)